ジャカランタンのワンマンに行ってきた。
4/1(月)扇町para-dice4周年初日。
思えば、2006年(DICE時代)から、para-diceになっても周年は何かしら企画したりしてきた。が、今年は諸事情あって出来なかった。そんなことがありつつ、ジャカランタンのワンマン。過去2回のワンマンはいつもツアーに出ている時期で行けなかった。と言うわけで僕にとっては待望のワンマンであった。
昨年末のSUCKでベースの宮さんが抜けて、4人のベーシストをサポートに迎えたワンマン。ご本人達の思いは分からないけど、こんなことさえもイベントのネタにしてしまう、懐広いと言うかなんと言うか。ライブの細かい話は割愛するけど、いつだったっけ。大好きだったバンドPEALOUT解散のフジロック2005以来?、ライブを見て泣けてきた。「日常」とか「オープンクローズ」が一番ピークやったかな。(奇しくもどちらの曲も田口くんがベース弾いてたときだった。)ドラムの志村さんにはバレバレやったけど・・・。
ジャカランタンは大阪のロックバンド。ホームページを見ると1993年結成とある。僕は中学1年生の時、そういやギターを初めて手にした年だった。ソロ活動を始めて右も左も分からない僕のバックで初めてドラムを叩いてくれたのは志村さんだった。(志村さんもシンガーソングライターのサポートは僕が初めてだったらしい。)そして、最初はずっと何となく怖い印象を持っていたボーカル&ギターの瀧井さん。ある時、OneDropの1周年記念か何かで一緒にやろう、と声をかけてくれた。ドラムに伊丹さん(現:たかぎしゆかカルテット)を迎えて、ブライアン・ジョーンズってユニット?も組んだっけ。長年やっている人が、自分みたいなペーペーに声をかけてくれたのがうれしかった。最後に、前ベースの宮さん。1枚目のミニアルバム”HAKUCHIZ”を作る時から手伝ってもらうようになって、2枚目”TONIGHT IS THE NIGHT”でもベースを弾いてくれたり、RECスタジオも宮さんの経営するハナマウイだったり。
そして、ジャカランタンによるSUCKというイベント。ソロを初めて少し軌道に乗ってきた頃にSUCKに呼んでもらって、あの一種独特な雰囲気に染まることになる。何が正しいか、正解はないけれど、SUCKはいつでも自分のライブのひとつの基準になっている。生まれてその直後に見たものを親と思う、みたいな。毎回毎回、結構やりにくいなあ、ってところに入れられて、いや、入れて頂いて(今でも忘れられないのはいつぞやの東京SUCKのfolk enoughの後)それに育ててもらったし、それが自信になったこともある。
ジャカは最近はめったにライブをやらないし、練習とか全然しないっぽいけどあの胸が熱くなるライブはなんなんやろ。熱いけど説教臭さは微塵もない。自分も20年やったらあんなん出来るんかなとか、時々そんなことを考えたりするけど、あんまり考えてもしようがないことだとも分かっている。だけどあのライブ見てたら、ただただ自分もああなりたいって思う(もちろんやってることは全然違うけどね)し、そんなこと考えてるとずっと音楽やめられないなーと。
長々書いたけど、そんな大切なバンドのワンマンをようやく見れて、胸がいっぱいご満悦と言うお話でした。ね、見たことない人は見た方がいい。大阪にジャカランタンがいてよかった。ありがとう。
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