九州縦断旅日記(遅ればせながら)

2011/08/02
オガサワラヒロユキ

7/16~18で九州3箇所ツアーにいってきました。遅ればせながら旅日記。これで、長崎と沖縄行ったら西日本制覇。毎度思うけど、だから何?って感じやけどね。でもこれは自分にとってはとても大事な活動なんです。ま、九州から帰ってからも色々とあって、この文章は徐々に書き進めたので、微妙にテンションにブレがあるというか。ま、誰も気付かんやろと言う訳で、4日間振り返ってみましょう。(食ってばっかやないか、と言うツッコミは受け付けません。)


7/16 大阪~鹿児島~宮崎
前日からツアーに持っていくビデオカメラの試し撮りの為、某クラブワンダーへ。気付いたら0時を少し回っており、「やってしまった、俺5時には家出ないといかんのに」と、もう寝ないで行くことを決意。意識朦朧としつつ神戸空港へ、あっという間に機上の人に、そして鹿児島空港着。

荷物受取を待っていると電話が鳴る。鹿児島の盟友ユピトークさんから。「あのさーわたし今そこにいるんだよね。」と、実家に帰る直前の彼女と一瞬の遭遇。その間約10秒。おみやげありがとう。5ヶ月ぶりくらいに会ったけどなんか痩せたような気がする。



宮崎に向かうバスを待つ間、高校の同級生に激似の男性が歩いている。意を決して「Aくんやんな?」と訊くと、「おおー、(僕の名前は思い出せなそうやったが)Oの結婚式行くん?」と。このOと言うのは、高校時代一緒にX-Japanのコピーバンドを組んでいた男。まあ、結婚式には呼ばれていないので、よろしく伝えといてとフライヤーを渡す。「歌手なん?」と聞かれた。声かけるのに緊張して足が震えていた。それから空港に併設されている足湯でまったりしつつ一路宮崎へ。

宮崎はまさに南国な風情。ヤシみたいな木がいたるところに。こんな古代人のオブジェがあるのは邪馬台国→宮崎説によるものか。


とりあえず、事前にユピトークさんから宮崎グルメ情報は教えてもらっていたので、チキン南蛮発祥の店、「おぐら」へ。甘酢が特徴的でなかなか美味。ただ、ボリューム大過ぎて夜まで何も食べられなくなった。



会場のニューレトロクラブはキャバレーを改装したようなハコ。キャパは200人くらいか。この日はまあ色々あって結構落ち込んでちょっと大阪に帰りたくなる。宮崎駅前で、ぼろ雑巾みたいになって、もう殺せやって気分になってきたので、無理せずホテルを取ることに。ここでゆっくり寝れたのがよかった。


7/17 宮崎~熊本
翌日は気分を切り替えて、朝食にこれもユピトーク推奨、お菓子の日高の「なんじゃこら大福」を食べる。大きな大福にイチゴ、栗、クリームチーズが入っていると言う逸品。(ま、ここだけの話、俺はイチゴだけでよかったな。)


で、バスで熊本へ。バスを待っていると、明らかにカタギでないおじさんが大きなベースを傍らに置いてバスを待っていた。「大変ですね、僕はギターだからいいけど」なんて言葉を交わした。熊本に着いて降りる時「今日はどちらでライブですか?」と訊くとぎっしり予定の詰まったスケジュール帳を取り出し、「今日はXXでやるよ、君は?」なんて話をした。(後に、この日の会場ヌアージュのマスターに聞くところによるとこの方は水橋孝さんと言う人でその界隈ではかなりの大御所なんだそう。)

で、そこからカッキンさんご推奨、熊本のナイスなレコ屋PEANUTS RECORDSさんへご挨拶。井出さん、超ナイスガイ。突然行ったのに、快くお話してくれて嬉しかった。ありがとうございました。gutherのアナログ盤がディスプレイされててテンション上がる。なんかtwitter上で大阪のソンドレ・ラルケとか言われて、会うの緊張しまくったが。


で、井出さんに教えてもらった熊本ラーメンの名店、「こむらさき」へ。ここはうちの父親もいつもうまい言うてたんよな。やっと食べれた。前評判どおり美味。一瞬でスープまで飲み干した。



そして、この日の会場ヌアージュへ。ヌアージュはちょっと広めのライブバーといった趣き。共演のしょーこさんは21歳の若さにもかかわらず、言動とか妙に大人っぽい子だった。この日は1時間ステージ。完全に初めての環境での1時間ステージは予想以上に難しかった。大阪でやっている1時間ステージとは完全に別物だった。これはいい経験やったな。打ち上げはヌアージュから徒歩5分くらいのレストランにて。とは言え、このレストラン、失礼やけどお世辞にも綺麗とはいえない、だけど料理は美味しかったなあ。馬刺し、他はフランス料理的なものを食す。ここでハプニング、詳しくは書かないけど、救急車が来たりなかなか大変やった。まあ、これも良い思い出(?)かな。この日は汗だくになったのでカプセルホテルにチェックイン。

馬刺し、とろけるうまさ。




7/18 熊本~大分
風呂に入り、すっきりした身体でホテルを出た。実は、熊本は以前旅行できたことがあったんやけど、見覚えのある景色が全くなかった。しかし、ついに覚えている景色を発見。市役所の隣、ここから路面電車に乗った!と。ああ、あの時は○○が××で・・・とか思い出に浸りつつ一路熊本駅へ。・・・しかし、10数分して方向が違うことに気付く。急いで降りて逆方向の電車を待つ。ここで雨。今日大丈夫か・・・と先が思いやられる。


なんとか熊本駅について、バスに乗り込む。そうそう、熊本って美人が多い気がする。大学の先輩で綺麗だったあの人も熊本出身だったなとか思いつつ、寝てる間に大分へ。

遅ればせながら台風が来ていることを知る。大分駅そばでバスを降りると雨!風!とりあえず、駅の中にあるラーメン屋で腹ごしらえし、f sound cafeのある牧駅へ。牧駅の周りは大げさでもなんでもなく何にもないところで、歩いて5分くらいで会場f sound cafeに到着。誰もいない・・・。何も時間つぶすところもないしどうするか、と途方に暮れているとマスターの福本さん登場。色々お話をしてリハ。共演の児玉くん、服部くんもやってきた。この日は台風と言うことも手伝って、お客さんは少なかったけれど、共演のお二人、どちらもとてもよかったし、人間も素敵やったし、充実した気持ちになった。この日も1時間セット。やっぱり難しい・・・。終演後は、店内で打ち上げの後、お店の2階に泊めて頂いた。ありがとうございました!

なんか数日前に連絡があって、音源がキッカケで来週に大分のFMで僕の特集を組んでくれるらしく。色々大変やったけど行ってよかったなーと改めて。

f sound cafeはこんなところ。




7/19 大分~福岡~大阪
fの2階でぐっすり眠り、さてどうしようかと思ったら台風未だ去らず。あーこりゃ観光は無理やな、と大阪に帰ることを決める。牧駅ホームにて。写真やと伝わらんけど凄い風雨。


とりあえず、大分名物を何も食べていない。ふと入った定食屋にごまだしうどんがあることを発見。これは美味しんぼの中でも紹介されている料理で、美味しんぼマニアとして食わねばならん。素朴な味で美味しかった。


で、まだ食べていないものがある。そう、とり天である。今年の2月に佐賀でライブした時、打ち上げ会場だった九州地方の代表的なファミレス「ジョイフル」(よく知らんが)にてとり天を食べたが、やはり当地で食わねばと言うことで、キオスクでとり天弁当を購入。

特急ソニックと言ういかにも早そうな名前の列車に乗り込む。どうやら、台風の影響で一部運休など出ている模様。はよ帰ってきてよかった、とほっと胸をなでおろす。車中では、ギター、キャリー、さらにPC等を入れたトートバッグ、大荷物の僕は2席占拠していた。途中、お年寄りが沢山乗ってきた。申し訳ない気持ちになるが、俺も疲れてるねん、ごめんおばちゃん!と心を鬼にして見ない振りをしていた。そんな気持ちは伝わるはずもなく小倉で降りる時、おばちゃんは心なしか少し冷たい眼で僕を見ていたのだった。小倉で新幹線に乗り換え。待合でとり天弁当を食す。うまい、が、これもボリューム大過ぎて苦しくなる。しかし、このボリュームで450円くらい。凄いコストパフォーマンス。


小倉から新大阪までうとうとしていたら着いていた。久しぶりの大阪、なんだかとても安心した。以上で九州の旅日記おしまい。

しかし、こうやって色んな町で歌う活動も、手探りながらも板についてきたかな、と思う。8月は仙台、9月は東京(phantom club)、10月は埼玉、神奈川、静岡。来年中には全ての都道府県塗りつぶせるかな。


2 Comments. Leave new

九州ツアーでの様子、興味深く拝見していました。
各地の名物料理にうまく出会えたようですね。

初めての会場での演奏も、大変なことが多かったでしょう。
11月の中国地方ツアーも、成功させるべく頑張りますのでよろしく!

オガサワラヒロユキ
2011/08/04 12:10

もう食ってばかりでしたよ笑。
初めての会場での演奏はもう慣れているんですが、
1時間セットと言うのはなかなか大変でしたね~。
11月の広島、どうぞよろしくです!

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