2021
もうすぐ2021年が終わる。昨年に引き続きよく分からないまま1年が終わろうとしている。ずっと在宅勤務で職場に行ったのは、1年で5回くらいでは?しかも、行った理由が健康診断とか年末調整とか仕事に関係ない内容ばかりと言う。
そんな状態なので何となくライブもやり辛く、つい最近まで家族以外ほぼ誰にも会わなかった。正直、かなり孤独だった。SNSがその孤独を際立たせる気がして、SNSもあまり見なくなった。が、そんなで中、連絡くれた人もいてうれしかった。ありがとうございます。
そんな環境下で昨年から少しずつ始めた宅録。今年はだいぶん頑張った、と思う。正確に言うと、宅録して行き詰ってゲーム(主に大昔ネットで落としたファミコン)に逃げて、また思い直して宅録と言う感じだったけど。でも、高価なソフトシンセ(Spectrasonicsのアレとかコレとか)を購入してもう後戻りできなくしてからは、割とちゃんとやれてる気がする。1年間で少しはスキルアップしたはず。今で7曲くらいざっくりできたので、来年にはアルバムを出せるかな、と。あえての”全楽器オレ”。今までの世界観と全く違うものもある。吉と出るか凶と出るか知らんけど、好きなことをやっているので楽しみにしていてもらえると嬉しい。
世の中は少しずつ落ち着いてきたけど、せっかく籠って音楽を作っていたので、ある程度区切りがつくまでは、コンスタントなライブ活動はしないつもりでいる。自粛期間を、「ただ我慢して自粛していただけ」にはしたくなくて何らかの意味があった、と自分で納得したいのもあり。
そして、備忘の意味も込めて、今年よく聞いた曲たち。他にもあるけど、2021年リリースに絞って。宅録していた影響からかどこかローファイな雰囲気な曲が多め。あと例のごとく女性ボーカル多め。そして今年は邦楽多め。年末年始のお供にぜひ。
最後に。昨日、谷町六丁目のhoffmaで久しぶりに有観客ライブをやって実に楽しかったのだけど、年内最後のつもりが、急遽年内もう1本ライブできそう。( コンスタントなライブ活動はしないと上で書いたばかりだけど、自分の中でやれそうだと感じたものは臨機応変にやる、そんなスタンスで)来てくれたらうれしいけど、来れない皆さん、体に気を付けてよいお年をお過ごし下さい。
オガサワラヒロユキ的2021
Be Sweet – Japanese Breakfast
個人的に今年のベストチューンかも。最高のポップソング。 Japanese Breakfast はこのアルバムで化けた気がする。
Serotonin – girl in red
ノルウェーのシンガーソングライター。この曲はビリー・アイリッシュのお兄ちゃんがプロデュースしているはず。クィアのアイコンみたいな感じで言われているみたいだけど、この辺りのことをもっと勉強しないと、思ったり。
Gold – Claud
フィービー・ブリジャーズがDead Oceans内に作ったレーベル、Saddest Factoryよりリリース。このアルバムめっちゃはまった。この人はノンバイナリーであることをカミングアウトしているそうで。上で書いたgirl in redもそうだし、MUNAのSilk ChiffonのMVとか見ててもそうやけど、今いいなと思う人はこういう属性の人が多い気がする。
ねずみ浄土 – Grapevine
昔から好きなバンドの一つ。正確に言うとここ数年で改めて好きになった。もともとR&Bがルーツにあるバンドだと思うけど、(確かバンド名の由来はマーヴィン・ゲイの曲からだったはず)何をやってもGrapevineの音になると言うのは本当にすごい。
鬼 – 吉澤嘉代子
Apple Musicでふと聴いて、深くはまった人。このアルバム以外はちょっとテイストが違う。とにかく曲がよすぎる。色々とギリギリな感じが好き。
Blow My Mind – Linn-Koch-Emmery
詳しくは知らないけどたぶんスウェーデンの人。気づいたら突き抜けるようなサビを口ずさんでいたりしたので。
Best Time – Helloween
Helloweenがこの編成でアルバムを出したのは、今年のHR/HM界で大きなニュースだった。回顧主義と言われるかもしれないけど、この曲は間違いなく「あの頃」の雰囲気 (某B!誌に掲載されたインタビューによると、Keeper-Vibeってやつ) をまとった楽曲。 PUMPKINS UNITEDのツアー行ったよなあ。サビのメロを合唱したくなる。
環境と心理 – METAFIVE
小山田圭吾氏の一件は、色々と残念だった(いろいろ思っていることはあるけど、誤解を招くかもしれないのでここでは詳しく書かない)けど、皮肉にもMETAFIVEを聴き始めるきっかけになって、中でも 小山田氏がメインで作ったであろうこの曲が一番好きだった。去年リリースされた曲だけど、アルバムは今年リリースなので入れた。必ず戻ってきて欲しい。METAFIVEはもちろん、コーネリアスも見たい。(METAFIVEは高橋幸宏さんにも戻ってきてもらわないと)
ニュー香港 – 吉澤嘉代子
吉澤嘉代子さんだけ2曲セレクト。タイトルは意味わからんけど、とにかく曲と声がよい。最高。
小道を行けば – LIBRO
恥ずかしながら全然知らなかったけど、ベテランの日本語ラップの人。ちょっと文系な雰囲気があって好み。
Moments In Between – Mini Trees
この人、今年の後半ずっと聴いてた。両親のどちらかが日系らしく確かにアジアの血が混ざってそうな。これもローファイな感じだけど、色んな音楽が絶妙なバランスでミックスされていて非常に好み。
TOKYO SUNSET – オガサワラヒロユキ
今年リリースした宅録音源第1弾。これはほとんどCubaseの付属音源とフリーの音源で作った。この頃より少しはスキルアップしてるはず。たくさん聴いて下さい!
TOKYO SUNSET – Sunny Day Service
ちなみに、サニーデイ・サービスも今年”TOKYO SUNSET”と言う曲をリリースしてた。なんかあまり被りそうにないタイトルなので印象的で。めっちゃいい曲。 昔はよくわからんかったけどここ数年の曽我部さんの作る音楽すごく好き。