SINCE 1993(9)

2017/10/27
オガサワラヒロユキ

SUCKでギター&ボーカルとなった僕は、前々からやってみたかった曲作りを始めた。生まれて初めて作った曲は”Unless”と言う曲。当時、Foo Fightersが好きで、その影響をもろに受けた感じの楽曲。(”Alone + Easy Target”みたいなイメージ)英語詞で「やることがないなら死にたい」と歌っている(つもり)英語が合ってるかは知らん。当時17歳、死にたいとか簡単に言えるお年頃だった。

(ちなみに、この曲、ネットに上がっているので興味のある方はぜひ聴いてみて欲しい。これは、近所のスタジオで自分たちでマイクを立てて4トラックのカセットMTRで録音したもの。当時、Muzieと言う(今で言うSoundCloudのような)サービスがあって、それに登録していたもの。消したいと思っても最早どうやって消すかもわからない。)

しかし、あのカセットMTR捨ててしまったなあ。今あれば普通に使いたいのに。余談だけど、僕の曲で”SEVENTEEN”と言うのがあるが、「17歳の終わりに歌を作ってみた 暗い部屋の中ではテープのきしむ音」と言う歌詞は、まさにこの時のことを歌っている。

“Unless”ともう1曲”No More”と言う曲を作って、10分テープ(当時、シングル盤をダビングするために10分テープと言うものがあった)に吹き込んでデモテープを作った。そして、それをフラれた彼女にあげる、と言う相当痛々しい行動をしていた。しかし、同じ高校で作曲してMTRでデモテープを作っていたのは(たぶん)僕だけだったので、痛いなんて気付かない、と言うかフラれたのがショック過ぎて正常な感覚を失っていた気がする。ああ、書いていて恥ずかしくなってきた。

そんな時によく聴いていた曲がこれ。最高の失恋ソング。

そう、暗黒の中学生時代に比べると、周りが見えないところはあれど(それは今も変わらないような気が)、僕は普通に高校生活を謳歌していた。

そして、いよいよ高校生活も最後の1年となる。

~つづく~