LONDON

2014/02/01
オガサワラヒロユキ

前回の続き。ロンドンへ。なんとなくイメージでおしゃれの街。服とか買って帰ろうと思ってたが、物価がものすごく高くてインポートものなのに、日本で買った方が安いと言う訳のわからない状態になっていた。ニットキャップ買ったけど。物価の高さと言う意味では、夜カフェバー的なところに入って、ハンバーガー、魚のパイ、ビール2杯で5000円~6000円くらい取られたり・・・。別にまずくないけど、この値段でこの味かよ、と言う感じ。あと、噂のフィッシュ&チップス。ただ、白身魚を揚げて塩つけて食う。それだけ。

で、ロンドンではThe Waterboysと言うバンドを見た。このバンドを知ったきっかけはPEALOUTだった。”April Passenger”と言う名曲の入ったミニアルバムの4曲目にThe Waterboysの”Fisherman’s Blues”のカバーが入っていた。とてもいい曲で原曲も聴いてみたい!そう思ってCDを買ったのだった。正直、当時の僕はアコースティックな音楽にあまり興味がなくて、そこまではまらなかったのだが。

The Waterboysは元々イギリスはエジンバラのバンドで、どうもこの”Fisherman’s Blues”を作った頃にボーカルのマイク・スコットはアイルランドに渡りアイリッシュの影響を大きく受けた作風となったらしい。で、例のごとく旅行期間中にいいライブないかなーと探していると見つけたのがこれ。”Fisherman’s Blues”のリリース25周年ツアー。歴史のあるバンドだけど、こういうコンセプトのライブなら知ってる曲も多そうだし(で、たぶん来日することがないし)、とチケットを取った。

会場はハマースミス駅近くのEventim Apolloと言うホール(?)。最大5000人くらい入るらしい。歴史を感じる建物で内装も趣きがあって素晴らしい。僕は2階の椅子の席だった。The Waterboysって日本ではあんまり知名度ないと思うんだけど、イギリスでは大人気。8割くらいは埋まってたと思う。前座が終わり、いよいよThe Waterboysの登場。1曲目は確か”Strange Boat”だったと思う。びっくりするほど音がいい!そして、淡々と曲をやっているだけだけど、ベタないい方をするとボーカルのカリスマ性が凄い!上で触れた”Fisherman’s Blues”ではみんな立ちあがって踊ったり、フフッフー!(カタカナで書くと間抜けだが)と言うファルセットのフレーズをみんなで歌ったり。ステージの背景が、”Fisherman’s Blues”のアルバムジャケットの背景になっていて、最後はメンバーがアルバムジャケットの通りポーズを取ると言うサービス付き。いやーほんとに素晴らしかった。一昨年、ビルボード大阪で見たRon Sexsmithに匹敵するくらい良かった。

会場は違うけど、ライブはこんな感じだった。(たぶん、僕が見に行った2日前のライブ。)

それにしてもこのバンド、どうして日本に来ないんだろうか。Mumford & Sonsがフジロックで盛り上がったのならこのバンドもきっとうけると思うのに。個人的にはヘブンかオレンジコートで見たいけど。と言う訳で来日祈願。