悪い大人の手本でいたいんだ
butchers、和訳したら「肉屋」と出てきた。が、この場合は虐殺者って意味なのかな?と思う。ブッチャーズの吉村さんが亡くなった。と、言ってもぜんぜん知り合いでもなんでもない。ブログに書くのもおかしいのかもしれない。そう言えばこの間、黒木サトシがO.Aしたと言っていて、26日のpara-diceでその話をした。で、翌日に亡くなっていたらしい。
ブッチャーズ好きですよ、と言うと意外がられるけど、初期~中期も一通り聴いている(MDだったけど)し、4人になってからのアルバムも何枚か持っている。で、今まで2回だけライブを見ている。
初めて見たのは1999年のライジングサンロックフェスティバル。当時、「未完成」と言うアルバム(ジミー大西がジャケットデザインしている)が出たばかりだったと思う。「ファウスト」と言う曲を聴いて、当時の自分はなんてかっこいいギターだろう!でも歌はヘタだなー、と思ってた。
で、ライブ。初めての野外フェス経験だったし北海道の夏の夜があんなに寒いとは・・・。ビニールシートに包まって白んでいく空を見ながら、ブッチャーズを見てた。「ガシャーン」と衝撃音が鳴って、え?と思うと吉村さんがステージからギターを投げていた。大阪に帰ってすぐにkocoronoを買った。去年、札幌の梅本多朗くんのアルバムで歌った時は、「8月」と言うタイトルで歌詞を書いた。(ライジングサンが8月だったから)このタイトルと情景は実は、この時のブッチャーズを思い浮かべていたりする。
4人編成になってからも1回ライブを見ているけど、その頃から自分の興味が変わったこともあって離れていた。だけど、ふとこの曲を思い出して今聴き返している。
33歳。今聴かないとダメやろって曲。この曲は他の人がやってもこんなに響かないと思う。