沖縄記

2012/09/19
オガサワラヒロユキ

2泊3日で沖縄へ歌いに行っていました。去年からお世話になっている酔夏男のもんりぃさんの企画。14日、那覇空港に降り立つ。今回、人生初の沖縄やったんやけどまずは行きかう人々の顔の濃さ、そしてアロハシャツ着用率の高さ、そんなことでまず沖縄に来たって実感。

空港でもんりぃさん、あさじちゃん、キタムラリョウくんと合流。国際通りで1時間ほどフリータイム。所用を済ませとりあえずソーキそばを食す。そこから胡座にあるMUSIC BAR Fと言うところでライブ。マスターは少し怖そうでで最初若干びびっていたんやけど、ライブが終わったら「よかった!」って言ってくれて、短い時間しか話せなかったけど、少し心が通った気がした。ライブ中、長めの白髪、黒いTシャツ、黒いズボン、サングラスと言うイデタチのかっこいい、が、少々堅気ではなさそうなおじさんが入ってきて、静かな曲なのに曲の途中で拍手をしたりしていた。やばい人来た!って正直思った。この人もライブ後に話すと「君は優しさの爆弾だ!」とか言われた。意味はよくわからんけれど、サングラスを外すと、にこやかないいおっちゃんやった。初日から沖縄は一筋縄ではいかん人が多いなあと。

軽く打ち上がり、そこから宿のある古宇利島へ。YOSHIKAと言う海の家?ゲストハウス?に宿泊。古宇利島は那覇から車で2時間くらいかかる。毎日のようにその間を往復してると聞いてビックリ。

そう、忘れちゃいけない。台風が来ていた。15日は朝一の便以外は全て欠航(スカイマークの話)。僕は16日の一番遅い便を取っていたが欠航の可能性もあり、と言われていた。5時半に起きて朝一の便で帰るあさじちゃんを空港へ送る(のに同行)。古宇利島へ戻る途中、おばちゃんの作るゴーヤチャンプルを食す。古宇利島へ戻り、台風が来ているのに海に入る。雨降ってたけど泳げてよかった。ちょうど入れるタイミングだったらしいけど数時間後には波が立って大荒れ。YOSHIKAでは豚の丸焼きをご馳走になり、もう半分嵐になっている中、野外のちょっとしたカフェスペースのようなところで何曲か歌った。歌った後、YOSHIKAの社長さんが色々感想を述べるんやけど、まあ初対面では普通言わんやろってことを言われる。ちょっとビックリしたけど、こういう正直な気持ちをぱっと伝えられる人は素敵やと思った。その日もYOSHIKAで宿泊。風の音がゴウゴウ聞こえ、時々バキッ・・・そんな激しい音もする。知らないうちに眠っていた。

16日。昼頃眼が覚めて外へ出ると、建物にはかなり損害が出ていた。近くにある電柱はポキっと折れていたり。台風・・・おそろしや。大阪に住んでいると、直撃とか毎年言われるけどなんだかんだそれたりして。ここまでの損害は見たことがなかった。半ば呆然としつつ、どうやら僕が押さえていた飛行機は予定通り運航するとのことで昼過ぎに古宇利島を発ち那覇空港へ。町中が停電していた。信号機も消えていた。沖縄の人達はもう慣れっこと言う感じだったけれど。空港でもんりぃさん、キタムラリョウくんとお別れし飛行機を待つ・・・、1時間の遅延。お陰で関空に着いたのは0時近くだった。

海がちらりと



折れた電柱!



マスターがあげてくれたライブの模様。まさに曲の途中で拍手されてキョトンとしている場面。「ぼくに三本腕があれば」と言う歌です。


以上、沖縄への旅行記でした。たかだか2日ちょっとやったけど忘れられない旅になりました。お世話になった皆さんありがとう。また会う日まで。

今週末は山形へ。そして、とんぼ返りで大阪へ。明日は、シングル「SEVENTEEN」のリリース日。たくさんの人に聴いてもらいたい、それが素直な気持ち。なんやけど、そこに捉われ過ぎると大事なものを見落とすような気がもしていたり。とにかく、タイムラグもあったけどひとつ作品を作ることが出来てよかった。関わってくれたみなさんに改めて感謝です。ぜひ聴いてください。


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